環境教育賞

第5回 表彰活動紹介


4月 新1年生を
花文字で迎えます。
「WELCOME」
<活動名>草花・野菜の緑が絶えない 駒寄小
       〜一人一人の栽培活動を通して〜

<学校名>吉岡町立 駒寄小学校
各学年では年間学習計画に基づいて一人一鉢の植物を育て、806人分の植物が校内緑化に貢献しています。緑化委員会は地域から提供された苗を育て卒業式・入学式などの行事に活用し、図書委員会は図書室ベランダにグリーンカーテンを作って節電にも貢献しています。また、人権の花「マリーゴールド」を種から育て、人権尊重の気持ちを込めて校内に飾っています。

ボランティアの皆さんと
全校で取り組んだ「田植え」
<活動名>「里山」は学びのワンダーランド
<学校名>高崎市立 岩平小学校
岩平地区に生息する野鳥の観察と保護、カブトムシの幼虫飼育、茸類の栽培、炭焼き体験等を通して、里山に親しみ、里山から学ぶ「自然体験学習」を行っています。また、地域の学校支援ボランティアに支えられた有機農法での米づくりや収穫祭、わらを使った注連縄づくり等を通して農業文化を学び、野菜作りや繭玉づくり、うどん打ち体験等を通して地域の食文化を学ぶ等、里山の麓の田んぼや畑での「農業体験学習」を行っています。

ビオトープで環境教育講師
の先生と生き物の採集
<活動名>学校ビオトープを使ったリアルな環境教育
<学校名>前橋市立 朝倉小学校
平成12年に学校内に造成した「学校ビオトープ」は、1・2年生の「生活科」、3〜6年生の「理科」、4年生の「総合的な学習の時間」に観察や採集など実践的な教材として環境教育授業や児童の学校生活で活用しています。また地域在住の環境教育講師を招き、ビオトープやさまざまな環境下で生きる生き物、生物多様性の重要性などを学習し、環境への関心を高め、命の大切さを気づかせる教育を行っています。

1・2年生の生活科で、畑に
ダリアの苗を植えました。
<活動名>花の学び舎を地域に発信
<学校名>藤岡市立 日野小学校
300本の株が花を咲かせる「ダリアの里づくり」は教育課程にも位置づけ、地域に根付いた活動になってきています。全校でサルビア、パンジーを育てている「花の学び舎づくり」の活動は、周辺施設・地域に花の宅配便として苗を配布しています。古紙回収や牛乳パックのリサイクル活動、アサガオなどによるグリーンカーテンづくり、カワニナを育てての「ホタルの里づくり」なども行っています。

4年生の理科 ペットボトル
ロケットを飛ばそう!
<活動名>まにわ小 地球温暖化防止大作戦 2012
<学校名>高崎市立 馬庭小学校
馬庭小では、野菜や花を育てる【緑化】、省エネ実践「地球おんだんか防止隊」に全校児童が保護者と協力して取り組む【省エネルギー】、ペットボトルロケットの製作と発射実験などの【新エネルギー】を学習しています。そして、児童が育てた花を地域の介護施設や保育園にプレゼントしたり、集めたアルミ缶で購入した車椅子を介護施設にプレゼントしたり、環境活動報告会などで発表したりして馬庭小の活動を発信しています。

広くて美しい「四中の森」
<活動名>学校林を活用した自然保護活動の取り組み
<学校名>館林市立 第四中学校
絶滅危惧U類の水性植物「オニバス」の栽培と保護活動を行っています。種まきから湿原への定植まで、館林市役所や地域ボランティアと協力しての活動です。第2学年では「総合的な学習の時間」を活用して「四中の森(上赤生田学びの森)」の保護活動を行っています。森整備・野鳥・植物・沼・つつじ・茂林寺沼の6班編成でテーマを設定し、環境問題の理解と環境保全への取り組みを行っています。

生長した苗をプランターに
定植しています。
<活動名>花慈しみ 心育む ペチュニア栽培
<学校名>高崎市立 矢中中学校
開校以来28年間、「ペチュニア」の栽培を継続的に行っています。全校生徒が、種蒔き・仮定植・定植・入れ替えを行い、活動後はペチュニア栽培に取り組む決意や伝統を受け継いでゆく責任、色とりどりの花でベランダがいっぱいになる期待などを感想文に書いています。また、地域の病院や公民館などへペチュニアのプランターを配ったり、「一人一鉢栽培」で家庭でも栽培し、ペチュニアの輪を広げています。

丹精込めて、菊の輪台付け
<活動名>地域環境美化活動
<学校名>沼田市立 白沢中学校
2年生を中心に校庭の花壇にチューリップの球根を植えたり、全校生徒でプランターにサルビアの苗を植えるなど「花いっぱい活動」を行っています。今年で12年目、総合的な学習の時間に地域ボランティアの方から「菊作り」を学び、秋には文化祭に展示したり、独居高齢者のお宅に配付しています。春には通学路の全校一斉清掃、秋には学校前の歩道の落ち葉掃きなども行っています。

エコキャプの回収場所は
こちら
<活動名>JRC委員会のリサイクル活動
<学校名>東吾妻町立 原町中学校 JRC委員会
学校内に回収を呼び掛けるポスターを掲示したり、玄関前に「ドラえもん」の呼び掛けグッズを備えた回収箱を設置するなど工夫をこらして「エコキャップの回収」を行っています。また、校舎の軒下にアルミ缶回収コーナーを設け、全校生徒に呼び掛けて「アルミ缶の回収」を行い、リサイクル活動を実践しています。隣の原町小学校とはお互いに「エコキャップ集め」と「ベルマーク集め」で協力しています。

出前授業「エネルギーと
環境学習にチャレンジ」
<活動名>地域の省エネルギーと環境学習をサポートする工業高校生
<学校名>群馬県立 桐生工業高等学校 電気科
電気科3年では、足元から地球規模にいたる環境問題の現状理解とその対策を工学的に考える「地球環境化学」という科目を設定し、「家庭や地域の省エネ・省資源化に結びつく授業」を行っています。また、研究課題では地元中学校への出前授業や環境イベントへの出展など、「地域への環境体験学習の場」を提供しています。全1年生には、総合的な学習の時間で環境特別学習も行っています。

環境保健委員がBTB溶液
の実験をしています。
<活動名>企業はなぜ木を植えるのか
<学校名>学校法人 大出学園 特別支援学校 若葉高等学園
今年度の環境学習のテーマは「企業はなぜ木を植えるのか」です。まず赤城山ろくの「サンデンフォレスト」に実際に出かけ、企業が自然環境に配慮してつくった工場と、その周辺の保全整備された森のなかを見て歩き、木を植え森を育てていくことの大切さを勉強しました。その後、植物が空気中に酸素を出していることをBTB溶液を使った実験で確認しました。昨年度に引き続いて、スローガンは「Save our EARTH」です。

カラマツの育林現場
切った雑木は教室のマキ
ストーブの燃料として使用
<活動名>労作
<学校名>学校法人 白根開善学校 中等部・高等部
「労作」の授業として、「道路愛護」の活動を行っています。学校前の町道周辺のゴミ拾い、交通支障木の除伐、側溝の泥上げなどを行い、除伐材は暖房用の薪に、落葉は肥料として利用しています。昭和60年より国有林を借用し、学校実習林としてカラマツ・アカマツ・ミズナラの「育林活動」を行っています。古新聞は刻んで圧縮し、暖房用燃料として再利用するなど環境に配慮した活動を実践しています。

地域の方々に季節ごとの
草花を楽しんでもらうために
<活動名>実践的な活動を通して、環境美化に努める
<学校名>群馬県立 前橋高等養護学校
リサイクル活動として、PTAの協力のもと学校内の雑古紙の回収や分別、回収センターへの搬送を行っています。また、リサイクル封筒作りを行うことで生徒のリサイクル意識の向上を図っています。高速道路の側道沿いの花壇で土作り、サルビアなど草花の鉢植え、除草を行い、植物の成長過程や栽培方法などを学習しています。また、学校周辺の道路清掃に取り組み、地域との交流も深まっています。