財団賞

第10回 表彰活動紹介

「ホタルの里つくりと美化活動」
石原西ホタルの里つくりの会(会長 千木良要)
清掃・手入れ活動
清掃・手入れ活動
 平成8年、自治会の呼び掛けで応募した49名で発足。地区は渋川市役所西方1Km。20年前までは、ホタルが乱舞していた。活動としてまず、堤下の休耕田に水路を設けた(カワニナの育成と水質浄化)。水質が悪くクレソンセリを移植…失敗。水質浄化が急務となり、群馬高専の小島教授に炭素繊維による水質浄化の指導をうける。炭素繊維のいかだを設置し、小魚が集まり始めた。ホタルの育成と合わせ護岸活動、美化活動にカを入れた。平成14年以来ピークで200匹程度確認出来た。
「足尾鉱毒事件について調査研究をしその真実を後世に伝える」
特定非営利活動法人足尾鉱毒事件田中正造記念館(理事長 広瀬武)
 公害の原点とされる足尾鉱毒事件。「大事な公害の原点を風化させたくない」と広瀬理事長らが8年前から本格的に活動開始。2006年田中正造記念館開館。今年2月NPO認可。田中正造ドキュメンタリー映画制作。館内ではパネル、ビデオ書籍コーナーを展開、「田中正造かるた」も作成、事件の背景を分りやすく紹介。
「廃食用油の回収とバイオデイーゼル燃料の普及啓発活動」
NP0法人利根沼田地域ボランティアセンター“ごったく広場”(代表 林浩安)
 他地区のバイオディーゼル燃料製作工程を見学、嫌なにおいも無く、すすも少ない事を確認。2006年4月より利根沼田地域ボランティアセンターで廃食用油の回収を開始。商店街の空き店舗利用の“ごったく広場”内にオープン。テレビ等で紹介され協力者も増えた。
今後の展望・・・啓発活動を粘り強く行い、回収、利用のネットワークを広げて行く。
「古代よりの上久屋「生粋」のゲンジホタルを守り続けていく」
上久屋ほたる保護愛好会(会長 染谷孝良)
ほたるの里 清掃風景
ほたるの里 清掃風景
 平成6年6月設立。上久屋「生粋」のゲンジホタルを守りつづけていく運動を展開。10年前に土地改良により絶滅の危機にあったが、「ホタルの里」を作ることにより保護が出き、絶滅をまぬがれた。
活動内容・・・○ホタルの里清掃 ○遊歩道の草花植え付け ○ホタルの観測6月〜8月 ○採卵・孵化・幼虫の放流 ○カワニナの増殖 ○ホタル祭の実行 ○水生植物保護観察 ○情報紙の発行等。地道な活動により着実に増加している。
中国 内モンゴルにおける「群馬での活動とその記録」
特定非営利活動法人地球緑化センター会員 永島務
植林
植林
 13年間、中国 内モンゴル自治区、砂漠緑化事業(地球緑化センター)の植林事業自治区内の砂漠緑化に参加している。地球温暖化防止Co2削減データーの中で、中国だけが内陸部の植林効果により改善の兆しが顕われていると論じられている。モンゴル人民政府より栄誉証書受ける。群馬県内では、活発に写真展や広報活動、レクチャー等を展開。
植林参加の希望者があれば、2007年にも引き続き植林を計画したい。
「高崎城南大橋周辺地区の環境緑化と、緑化による街づくりの推進」
城南ボランティア会(会長 清水君江)
花壇の植え付け
花壇の植え付け
 平成17年4月、「18年間」活動して来た城南地区ボランティア3団体が合併し「城南ボランティア会」として発足。城南大橋はもちろん、城南地域全体を見て、環境美化を目標に活動している。春と秋に各地区の花苗植え付け。城南小学校に苗を配付し、学童の花壇植え付け支援も実施。城南地区の環境と緑化に誇りと自信をもって着実に息の長い活動を続けていく。
「平成18年度における高崎北小エコクラブ地球防衛隊環境保全教育活動の実践」
高崎北小エコクラブ地球防衛隊(保護者代表 勅使川原さゆみ)
一貫堀川の清掃
一貫堀川の清掃
 平成14年に6人で発足、その後地球防衛隊と命名。卒業生も100人を越えサポーターも増加してきた。活動のメインは、「環境保全」で3R(リサイクル・リユース・リデュース)活動・節電節水等の省エネ活動並びに地域河川清掃を毎年の共通課題としている。
1.環境保全活動 ○一貫堀川の清掃 ○オオムラサキ飼育 2.エコ学習活動 ○エコクラブ交流会 ○エコキャンプの実施等、学校から距離を置いての活動である。